紅佐離


私の方が少し前を歩いている。
私が前だとこのまま学校に着く。

村、じゃなくて奏は何処か
行きたい所とかがあったから私に
声掛けたんじゃないのだろうか。

いまいち分からない。
というか…


「なんで、私って分かったんですか?」

今の私は昨日みたいに髪おろしてないし、
眼鏡もしてるし。


「なんでって…分かるだろ」

「分からないですよ」

「でも、俺は分かったから良いんだよ。
 さっきからうっせーな」

「うっさいって、
 村…奏が私に分かるように
 説明してくれないからですよ」

「んなの俺の知った事じゃねー」

「ひど…」

「ひどくて結構ー、
 てか早く学校まで案内しろや」

「はいはい」

って危うく流してしまうところだった。

この男…今なんと言った?
“学校まで案内”とか言った?
意味不明です…


「なんで案内?」

「お前の学校見てみたかったから?」

「質問されても…」


てか、そんな理由で…