いのちのカケラ

「クルーや、クルーのおとうさんにころされたみんなは、もうかぞくにあえないの。もうともだちとあそべないの。てんごくであえるまで」

レベッサは、かなしそうなめでクルーをみた。

「てんごくで?」

「そう。でもね」

レベッサが、ちいさなちいさなナイフをクルーにむけた。

「わるいことをしたひとはね、じごくにおちて、いたいことされるの。かぞくにも、あえないの」