あたしは、"好き"と言われたのが嬉しくて、龍の腕の中で泣いた。

「えっ?真希どうしたん?」
龍は慌ててあたしを離す。
「嬉しいだけ…。」

すると、龍はホッとしたようにまたあたしを抱きしめた。

「なぁ龍…。もう一回やって。」

「何を?」

「キス…。」

龍はあたしをゆっくり離して、今度は深くて甘いキスをしてくれた。

「んっ…。」

「真希もしかして、初めて?」

その言葉にあたしは赤くなって、俯いた。

「真希可愛い。」

すると、龍はあたしの顎を持ち上げて、また甘いキスをした。


「龍…はぁ…んっ…。」

「真希…、大好き。」

何度も龍は、あたしにそう言ってくれた。