チュンチュン…チュンチュン… 「うーん…。」 ゆっくり目を開けたら、朝日が眩しくてあたしは目を細めた。 その時、 「ん…。」 あたしの手の方で声がした。 あたしは下の方を見た。 そこには、あたしの手を握りながら眠っている、龍がいた。 あたしの口が緩む。 こんな光景はいつぶりやろう。 あたしは目を閉じて昨日の出来事を思い出す。 もう他人じゃない。 龍のことをもう遠めにしかみられへんこともない。 そう思ったら何かすごく嬉しくて、あたしの口は自然と緩んだ。