女番長



あたしと里菜はゆっくり、でも確実に台に歩み寄った。


二人で、初めは手前の台の布をめくる。

手が震えて、なかなか布をめくることができひんかった。



「里菜、いくよ。」

小さく頷く里菜。
その目には、涙が溢れてた。



あたしはゆっくり、布をめくった。

めくった瞬間、あたしも里菜も、ただ見ることしかできひんかった。


だってそこには、紛れもないお母さんの顔があったから。