3.11。
おそらく日本中の人々にとって、忘れられない日となりました。

私は家族と離れて、とある場所にいました。
安否を知りたくても、携帯もメールも繋がらない。
確認できるまで、本当に、生きた心地がしませんでした。

私の住まいは、関東南部の県です。
発生当時の震度は4でした。
ただ、今まで感じた震度4とは、明らかに何かが違う。
帰宅して、家族の安否が確認でき、ほっとしてテレビをつけた映像が、最初は信じられませんでした。

これは大変なことになった。
おそらく、あの映像を見た方は、皆そう思ったことでしょう。


親族が茨城におりますが、幸い無事でした。
ただ、停電、断水が続き、生活は大変だったそうです。


未だに余震が続いたり、原発問題も生活を脅かしています。
計画停電などもあり、対象区域に住んでいるので、何度か電気も止まりました。
電気のありがたさも知りましたが、同時に、いかに今までが節電に無頓着だったかを思い知りました。


こうしている今も、被災地では、多くの方々が、折れそうな心を奮い立たせながら、生きようとしている。
家族を抱えながらも、全日本国民のために、命を懸けてる方々がいる。


私一人の力では、何もできないかもしれない。
だからこそ、当たり前のことは、できるようでありたい。
無駄な買い物をしない。
無駄な電力を使わない。
工夫しながら、その中で、今の自分の日常を生きていく。


少しでも、一日でも早く、日本中のすべての人が、当たり前の日常が送れるように。
今の私の想いを、言葉にしてみました。
今回は、「君」という言葉は入れていません。
が、ここに出てくる「僕」が、本来なら「君」で。
被災者の方々にさまざまな形でエールを送るすべての人が「僕」という立場で読んでいただけると幸いです。


「君」を、「君たち」を、一日でも早く、優しい風が包みますように。