「んまぁそんな怒んなって一輝 ひよりはバカだから仕方ないじゃん」 そう言って一輝くんを宥めてくれたのは 高校2年生の有田健斗くん。 「…てかそれわたしをただバカにしてるだけじゃん」 そんなわたしの言葉に一輝くんを含む、周りの人たちが一気に吹き出した。 日が沈むころ、ひとつの部屋に幸せが訪れた。