それはすごく残酷で。 途中、わたしは聞いているコトができなくなってトイレとウソをついて、その場から逃げたんだ。 「あたし…今でもたまに夢を見るの 虐待を受けてたころの」 「それが辛くて辛くて それで昨日…お父さんにね……殺されかけた夢を見たの」 「もーびっくりして それから全然寝れなくて こんな夢見るぐらいなら死んだ方がマシなんじゃないかと思った」 「…だから昨日死のうと思って夜中抜け出して 外に行ったら変な男に声かけられたんだ」