「おぅおぅ!彼女か?!」

後ろから俺の友達
裕が茶化してきた。


「んだよ、うっせーな」


裕は俺の親友。
なかなかカッコイイ。


「菜々、帰るぞ!」


手を引くと
菜々は嬉しそうに笑って


「うん!」

っと
俺の手を握り返してきた。