ちょっと蒸し暑かった 菜々は窓を開けて登校して来る 生徒を上から眺めて 微笑んでいた いつもより静かな菜々は 2人っきりの環境に 緊張しているのが分かった 「……菜々」 俺はそんな菜々が 可愛くてしかたなくて 後ろから抱きしめた