それが今年の上半期売上No.1のこの本である しかしこれは第一段階に過ぎない。もう2つの壁を越えなくてはならないのだ そしてアヤはこの本を手に取ってくれているだろうか…? ―――半年後 PM 18:30 ここは都内某所会議室。暖房が効いたこの部屋には現在,ただならぬ空気が流れている なぜならここには僕やシュンヤを含め多くの報道関係たちが"今年一番の本"という称号「華山賞」の受賞報告の電話を待っているのだ。