回りの注目を集めてることに気付いたのか渋々一緒に乗った様子だ


乗った瞬間、腕の中が騒ぎだした


「ん"ーーッッ!!」


おぉ!忘れてた!!


「あ〜!!ゴメンゴメン!!!口塞ぎっぱなしだった!」


慌てて手をはずした


「…ッッはぁー!!死ぬかと思った!!押さえすぎだっつーの!!」


なに、この女。


最高口悪い!!!

もう絡みたくなくなってきた…

ぃや?

もとからそんな気はないんだけどね?

どっちにしろ早くレコーディングスタジオに向かわなきゃな〜

とりあえずまっすぐ行ったら着くはずだから…ぅん。俺先に行こう。


そう思って行き先を告げたら…


「ちょッッ!!勝手に決めないでよ!!私達家に帰るんですから!!」


また怒鳴られた。


でもさ、今は譲れない訳よ

「ごめんて!!でも俺見て分かるでしょ?ちゃんとタク代払うから、遠回りさせて」

俺芸能人だし、急いでるんだよ?

いくら知らなくても一般人ではない訳。


カワイィ顔してるけど、俺を知らないからもぅ興味ない


むこうも引かないし、俺も引かない。


この空気どうしようか…


「美月、私は賛成ょ?そのかわり…失礼ですけれどあなたRushの翔斗でしょ?私と友達になってよ」


「み、みーこ先輩??!」


コイツは話が分かるな〜
そんなことならお安い御用だ〜!!