不気味に響く2人の足音。
1人では帰れない時弥は仕方なく杜斗の後ろをトボトボとついていく。
「……」
地下へと続く階段に2人の足が止まる。
壁には『霊安室』と英語で書かれた札。
時弥は反対するように杜斗の服をつまんでちょいちょいと引く。
当然、杜斗は降りるつもりで時弥に怒ったような目を向けた。
杜斗はここを最後に残しておいたのだ。
楽しみは最後まで残しておく。
踏み出そうとした杜斗の目の前に光が走った。
スターン! と小気味よい音が響く。
「……」
ゆっくりと左を向くと銀色のメスが壁に突き刺さっていた。
「──!?」
時弥はそれを見て声にならない叫びを上げた。
そんな彼を鬱陶しそうに睨み静かにさせる。
時弥は声を震わせ、涙目になってか細く発した。
「こっ、これって、ポルターガイストなんじゃ!?」
「かもな」
さすがの杜斗も、メスを見て驚きを隠せない。
1人では帰れない時弥は仕方なく杜斗の後ろをトボトボとついていく。
「……」
地下へと続く階段に2人の足が止まる。
壁には『霊安室』と英語で書かれた札。
時弥は反対するように杜斗の服をつまんでちょいちょいと引く。
当然、杜斗は降りるつもりで時弥に怒ったような目を向けた。
杜斗はここを最後に残しておいたのだ。
楽しみは最後まで残しておく。
踏み出そうとした杜斗の目の前に光が走った。
スターン! と小気味よい音が響く。
「……」
ゆっくりと左を向くと銀色のメスが壁に突き刺さっていた。
「──!?」
時弥はそれを見て声にならない叫びを上げた。
そんな彼を鬱陶しそうに睨み静かにさせる。
時弥は声を震わせ、涙目になってか細く発した。
「こっ、これって、ポルターガイストなんじゃ!?」
「かもな」
さすがの杜斗も、メスを見て驚きを隠せない。