「は? 60歳?」

「ジャックが言ってたんだよ!」

「バカ言え。どう見たって20代後半って感じだったじゃないか」

 杜斗の言葉に時弥はガタガタと体を震わせてか細く発した。

「あの人も……死んでたんじゃ……」

「バッ!? 怖い事言ってんじゃねぇ!」

 2人はなんだか背筋が寒くなった。


 そして

「もう絶対に肝試しなんかしない」

 と、誓ったのだった──