【ホラコン】笑うのは誰

 そうこうしているうちに新たに数人が部屋に入ってきたようだ。

 当然、杜斗たちの仲間であるハズがなく足音からして3人。

 よくもまあ揃いも揃ってこんな場所で何をやってるんだかと3人は呆れた。

 刹那──

「うるさい!」

 男の怒号が部屋に響く。

 その声の大きさにそこにいた全員が一瞬、ピタリと動きを止める。

「!」

“ダン!”

 逃げようとした1人の少年の目の前にベリルがナイフを投げた。

「ヒッ!?」

 右にある壁に深々と突き刺さったスローイングナイフ(投げ用ナイフ)を少年は震えながら見つめる。

 それに驚いた時弥と杜斗だったが、少年の足下の床が抜けている事に気が付いた。

 あのまま走っていたら確実に階下に落下していただろう。

「……」

 少年は恐る恐るしゃがみ込んで階下を見下ろす。