「な、なあ……やっぱ止めようぜ」
「今さら何言ってんだよ」
男2人が声をひそめて足取り重く、白い建物内を歩いていく。
その手には懐中電灯。
共に黒髪、黒い瞳の30歳は越えていない。
ここはアメリカ合衆国、サウスカロライナ州の小さな街。
南部地域にある州で、州都はコロンビア。
彼らはちょっとした仕事の帰り、自由行動の時間を利用して廃病院を訪れた。
懐中電灯を持ち、前に立って歩いている男の名は八尾 杜斗(やお もりと)。
185㎝の身長が威圧感を与える。
その後ろからビクついてぴたりとついてくるのが、向井 時弥(むかい ときや)。
170㎝と小柄ながら筋肉質だ。
壁は色とりどりのスプレーで殴り書きがされていて、床には剥がれ落ちた壁やら割れたガラスやらが散らばっている。
2人は気配を窺いながら真っ暗な廊下を懐中電灯かた手に進んでいく。
「今さら何言ってんだよ」
男2人が声をひそめて足取り重く、白い建物内を歩いていく。
その手には懐中電灯。
共に黒髪、黒い瞳の30歳は越えていない。
ここはアメリカ合衆国、サウスカロライナ州の小さな街。
南部地域にある州で、州都はコロンビア。
彼らはちょっとした仕事の帰り、自由行動の時間を利用して廃病院を訪れた。
懐中電灯を持ち、前に立って歩いている男の名は八尾 杜斗(やお もりと)。
185㎝の身長が威圧感を与える。
その後ろからビクついてぴたりとついてくるのが、向井 時弥(むかい ときや)。
170㎝と小柄ながら筋肉質だ。
壁は色とりどりのスプレーで殴り書きがされていて、床には剥がれ落ちた壁やら割れたガラスやらが散らばっている。
2人は気配を窺いながら真っ暗な廊下を懐中電灯かた手に進んでいく。