「あたしも気付いたよ。
淳平くんと別れて、
普通の女の子に戻りたいなんて
勝手に考えていたけど、
応援してくれるファンを
簡単に裏切っちゃいけないって思った。
あたしは
誰に何と言われても、
グラビアアイドルは
続けて行く。
芸能界で頑張って行くよ」
「そうっか。良かった」
淳平くんは
あたしの言葉に安心するように
笑みを浮かべ、
持っているDVDを眺めた。
「あんまり見ないでよ。
何だか恥ずかしい」
DVDを
取り上げようとするあたしに、
「駄目だよ。
帰ったら見るんだから!」と、
悪戯っ子のような笑みを浮かべる淳平くん。
そんな淳平くんが
急に真剣な眼差しを向けた。
「……な?
俺もさぁ、
グラビアアイドル永井萌香の支えになれないかな?」
「え?」
ドキッと
鼓動が走り出した。


