「あたしね。
昨日、淳平くんと別れたの……」
「え?」と、
佳代は言葉を詰まらせ、
表情を変えた。
「どういうこと?
喧嘩したの?
うまく行ってたんじゃなかったの?」
「実はね……」と
先ほど
雄介に説明したように、
昨日のことを佳代にも話した。
佳代も
「そうか……」と溜め息をついた。
「萌香が
グラビアアイドルとして
人気が出てきたことは、
私も皆も嬉しいよ。
だけど、
逆に恋の邪魔になるとは……」
肩を落とす佳代に、
「大丈夫だから」と
声だけは
明るく振る舞った。
あたしは
今、たくさんの人から期待されている。
皆の応援があるから頑張れる。
恋愛より
やらなくちゃいけないことが
あることも分かる。
これを機に
仕事と真剣に向き合わないと行けないのかな……。


