「雄介は……
幼馴染でしょ?違うの?」
あたしにとって、
雄介は大切な友達。
昔から仲良しの幼馴染。
雄介のことは
好きだけど……
大好きだけど、
恋愛じゃない。
恋愛じゃ……ないよ。
雄介は視線を外し、
また川を眺め、
小さく溜め息をついた。
「ごめん…」と
答えるあたしに
「謝るな」と
拳で頭を軽く突く。
そして、
落ちていた小石を拾い、
川へ投げた。
アーチを描くように
飛んでいく小石は
ポチャンと
可愛いらしい音を立てて落ちた。
「俺、
ずっと萌香のこと好きだったよ」
吹っ切れたように
清々しい声。
「俺も萌香のことは
恋愛で見ないようにしようと
思っていたけど、
やっぱダメだ。
俺はお前が好き。
暗くてハッキリしない
モジモジした萌香も、
グラビアアイドルとして
頑張っている萌香も
俺の中では一緒だ」
「雄介……」
ここ最近の態度や、
文化祭での曲、
そして突然のキス……
思い当たることがあった。
でも
改めて言葉にされると……。


