あたし、脱ぎます!《完》




淳平くんが
向かいのイスに腰を下ろすと、

同じタイミングでプラグを開けた。


プッシューーー!!



炭酸が洩れる音と
同時に淳平くんが

「なあ?」と口を開いた。



「何で……。
俺に……言ってくれなかったの?

……信用出来ない?」



声が震えていた。

いつも何があっても、
堂々としている淳平くんなのに。



「……あ、いや、

その……

今日……

言おうと思って……」



「俺さぁ。

萌香がグラビアアイドルになったこと……
知ってたよ……」



え?



言葉が出ない。


……だって、

知っていたってどういうこと?



「俺、コンビニでバイトしてるだろう?

お客が雑誌をレジに持ってきた時、
見つけたんだ。

萌香が……

その…

表紙になった雑誌を……。

マジびっくりしたよ。

一瞬、はあ?!と思ったよ。

それで
お客が帰った後、
同じ雑誌を見つけて。

開いたら、

萌香の水着姿が載っていて……。

意味わかんねぇと思った……」



どう言葉にして良いのか分からない
淳平くんの話し方に、

黙って
うつむくしか出来なかった。