あたし、脱ぎます!《完》



「……ぁ、ぇっと…」



何て言えば良いの?


こんな風に
話しかけられたのが

初めてだからわからない。


しかも
淳平くんのバスケのメンバーだし。



何も答えないあたしに

「違うの?」と
顔を覗き込む。



そうだけど……と、
思いながら、

あたしの元に
他のメンバーも近づき、
囲まれてしまう。



「キミ?
この永井萌香ちゃんだよね?

こないだも
週刊チェイスで表紙やってたよね?」



興奮気味に話す男の子の横で、

「お前、
やっぱアイドルに詳しい!!」


「こいつ、
寮でも永井萌香可愛い!!って叫んでたし」



勝手に話し出すメンバーたち。


そこへ、
「おい?どうした?」と

他のメンバーも近づいてきた。



「あ、先輩。
ここにグラビアアイドルがいるっすよ〜」と
言う声に、


「マジ?」で
近付く複数の足音。



あたしは
顔を上げることが出来ず、

うつむいたまま
黙って座っていた。