恥ずかしいけど……、
決して
嫌な気分ではなかった。
今まで
あたしのことを
“胸の大きい子”としか
認識していなかった人も、
“永井萌香”と
知ってくれたのだ。
そして雑誌を見て、
応援すると言ってくれた
クラスメイトがいるのだ。
今まで
目立たないように
生きてきた取り柄のない女の子から、
少しずつ
抜け出そうとしている感覚があった。
それに
こんな綺麗に写真を撮ってもらえるなんて……、
夢みたい。
お婆ちゃんが
“誰にでも出来る仕事ではない”と
言っていた意味が
わかったような気がした。
あたしは、あたしにしか
出来ないことをやったんだ。


