あたし、脱ぎます!《完》



____
______
_________


玄関のドアを開けると、

花壇の向日葵が
朝陽を浴びながら

気持ち良さそうに揺れていた。



……あたし


誰かに
見られてないよね??



自信過剰かもしれないけど、

慎重に
外へ出てみる。


恐る恐る道路を
歩いていると

「萌香!!」と声がした。


身体をビクッとさせ、

振り返ると
今日もギターを抱えた雄介が
駆け寄ってきた。



「何?
そんなオドオド歩いてるんだよ?

……雑誌のことか?」



「う、うん……。

絶対、バレるよね?」



「んん……そうだな。

週刊スプラッシュだったら、

うちのクラスだと
田代と北村、小池……
あたりが読んでいるからな。

他のクラスの奴もいるだろうし。

もう開き直るしかないって!!」



……確かに。

もう、
開き直るしかないよね。


別に
悪いことしている訳じゃないし。


でも
今まで、

容赦ない視線に
悩まされてきたから、

100%開き直ることなんて出来ない……。