あなたとわたし〜魔法と呪い〜2



『俺…今も昔も…恵子に寄りかかってんもん。

今だって全然無理だよ。

恵子死んだら生きてけない。』


ふいに幹斗の…こないだの声を思い出した。




………カラン………………




「………千李さん………ゴメン。


俺……例え何秒でも何分でも…







俺より先に千李さんが死ぬの………堪えられない。














先に俺を殺して…」


そう言った瞬間。
千李さんに抱きしめられた。