『ピンポン…ピンポン…ピンポン…』
「みきとーいちゃこいてんなー
あけろー」
「なんだよ。こんな時間に…
俺……追い出されるだろ」
やっぱりいた。
志賀恵子と一緒に…
「すっげえー酒くさいぞ。お前。
大丈夫なの?」
「勇作くん?
中入りなよ。
夜は冷えるし…風邪ひいちゃう。」
「……志賀恵子ー俺のことギューッてして。
俺にも無償の愛…ちょうだいよ。」
「いい加減にしろよ!!
そんなこと言いに来たんなら帰れ!!」
あー幹斗怒ってんな。
当たり前か。
「だって俺…お前等のせいでみーんな女切ったもん。
千李さんさー龍さんといたよ。」

