「ただいま!」 やっぱり幹斗だ。 「恵子メール!!」 携帯片手に帰ってきた。 「おかえり。 なんか隠してるとは思ってたけど… まさか妊娠してたなんて。 出産するまで言わないとは。」 そう言いながら、私は幹斗の横を抜けて、玄関に向かった。 「…幹斗… 何くつろいでんの? いくよ」