後ろから抱きしめてきた。 手を握って「ん?」って言うと 「…なんか心配してる? 私は今も幹斗だけが大好きなんだよ。 この水道みたいに… ずーっと溢れっぱなしなの。 壊れてるのかも。 大好き。」 「じゃあ俺のも同じ…壊れてる。 大好きだから。」 そう言って一つキスをした。 「鮭やめ。 焼き鳥いこ。 こないだせっかくの楽しい気分ぶち壊したから。 明日の朝…旅館朝食しような。」 そう言って耳元で「泊まってって…」と呟いた。