びっくりした。 勇作くんのことだから『こんな不細工やめろ』くらい言うと思ってた。 まさか『いい奴』なんて言われるとは天地がひっくり返るくらい有り得ないと思った。 女の子は私を睨んで、泣きながら帰っていった。 「どうして、女の子全部切ったの?」 「…ああ……幹斗がさ。 女、全部切らなきゃ、協力なんてしないって。 よくよく考えたら、志賀恵子もそんなこといってたなあって思ってさ。」 「運命だから。絶対。 だから他の女なんていらない。 お願いします。 ちょっとだけ…協力してください。」