あなたとわたし〜魔法と呪い〜2



何…このお粥は…

「おいしい…」

幹斗はあの後…飯作るってキッチンに行き、

このとてつもなくおいしいお粥を出してくれた。


ぱっと立ち上がって私の横にくると…



「俺はなあ、お前がいつ風邪ひいて倒れても大丈夫なように…

一番最初に覚えたのがこのお粥なんだ。

なのにお前…俺には頼らないから…


一番最初だぞ。
いつかわかる。

大学の1年の夏だぞ!」

そう言ってほっぺをつまんだ。

大学1年の夏。
あの…別れていた夏…

幹斗は料理に洗濯に掃除いろいろ出来るようになってた。


お粥も私のために覚えてくれてたんだ。