あなたとわたし〜魔法と呪い〜2



「恵子…会いたかった。

ずっと…電話したかった。

好きなんだ。

好きすぎて誰にも見せたくなかっただけなんだ。


信じるから…応援するから…
一日の最後は声を聞かせて…


休みの日には顔を見せて…」


幹斗はキスをしながら涙目でそう言った。


そして自分が着てたシャツを脱ぐと

「見て…お揃い…」


いつかの誕生日に私があげたネックレスに通った指輪をさし、にっこり笑った。