「俺しか…好きじゃない?」 「優も好きよ」 にっこり笑って答える。 「俺しか…愛してない?」 「優も愛してるわよ」 これまたにっこり 「那智!!!」 いらついて、ほっぺを引っ張った。 「もう…ちぎれちゃう。 ……あなたが大好きで…あなただけを愛してる。 ずっとよ。 高校の頃からずっと… 私は司しか愛せない…」 ほっぺをさすった後、 急に真顔になって… 俺の首に手を回してきた。 …そして そっと唇を合わせてきた。