ただ…あの事故は…
俺に…志賀が生徒だということや
那智に頼ってること…
幹斗が志賀を愛してることを思いしらされた。
俺があの瞬間に思ったことは大事な生徒を逝かせたくない。
幹斗にずっと志賀を引きずらせて、死んだみたいに生かせたくない。
志賀の友達にクラスメイトにこんなに若くして傷を作らせたくない
でも幹斗が思ったことは大事な女を逝かせたくないだけだった。
この差が…俺と幹斗の思いの差で
この思いの違いが…俺はちゃんと那智が好きなんだと
幹斗はちゃんと志賀が好きなんだと
自覚した事故だったんだ。

