あなたとわたし〜魔法と呪い〜2



「寂しくなかったの?」

そう無表情で言う俺に
抱き着いてきて


「寂しかったよ。」

という。イライラして、少し体を離した。


「じゃあなんで連絡しない?
連絡くれたら行くのに…」



「幹斗にうつしたら大変でしょ。大事な時期じゃん。」



「そんなやわじゃない。」


「なんで怒ってんの?」

みるみる涙がたまっていく




「別に…
お前が俺を頼らないのがムカつくだけ。」



「………そんなことないのに………」



そのあとは無言。
俺は一人雑誌を読んでるし、恵子はテレビ見てる。


超気まずい。



俺もタバコ吸えたら、こういう時、助かるのに……