喫煙室で二人並んでタバコをすって… 「…好きだったんでしょ?」 聞いてみた。 「バレた? まあなあー。完敗だろ。俺7年も一緒にいたのにさ。 全然救えなかった。」 「そんなことないですよ。 龍さんがいたから、あの人は生きてたんです。 すっげえ感謝してますよ。」 タバコを灰皿に落とし、席に戻りながら言われた。 「結婚式。楽しみにしてるから。 俺も…運命の人…探してみるよ。」