『悠基?』 「乗れ」 『へ!?』 空耳? 総長じきじきに乗せてくださると!? じっと悠基を凝視してると、フイッと顔を背けて、また、 「乗れ」 と言われた。 ムカッとして悠基の横顔を睨んでると……。 あれ?耳が赤い――― 『照れてんの?』 ……。 ん? もしかして、口に出しちゃいけなかった? おそるおそる悠基を見てみると―――