私が真っ青になって、首をふるふると横に振っていると。 「まぁ、それはいいです。 それより、あの2人とはどういう関係なんですか?」 はぁ、なんか疲れたなぁ。 今の私には、まだ隠そうとする気力はないや。 もう、言っちゃえ。 『兄妹なの』 「兄妹なん!? 空虎と炎虎に妹がいたとは初耳やなぁ。 今の今まで、ようそんな情報を隠し通せてたなぁ」 「はぁ。……まったく。 最初から正直に言えばよかったんですよ? 別に妹だからって、取って食ったりなんかしませんって」