龍の女神となるべき姫【上】



『あ、あの!!ごめんなさ「「ぶっ。あはは」」




慌てて謝ろうとすると、誰かの笑い声に遮られた。



見ると、留衣と秋都がお腹を抱えて爆笑してる。



そして、栗色の髪の男も口を押さえて笑っていた。




「悠基が、悠基が綺麗やってー!!」



「あ、亜美。正直すぎー!!」



「クスクスクス。
亜美ちゃん?でしたっけ。
今の状況わかってますか?」




わ、わかってるってば。



でも、本当に綺麗な人なんだよ?



今までよくその存在に気づかなかったな、っていうくらい。