『どうしてそんなこと……?』 「先ほど、あなたが空虎や炎虎としゃべっているところを見かけたんですよ」 なるほど。 ……って、私のばか!! 納得しちゃったら、もう認めてるようなものじゃん!! その証拠に、栗色の髪の男が満足そうに私を見てる。 はぁ、どうしよう。 もう言い逃れはできないし、ここは素直に妹って……。 いやいや、そんなのライオンに“私を食べてください”って言ってるようなもんじゃん。 やっぱここは従姉妹にしよ。