『日本人たるもの、国語ができなくてどーすんの!!』 ほんとは全然怒ってないけど、面白くなってきて、私は秋都をいじめ続けた。 「ほんまごめんって。 何でもするから許して?」 『ふふっ。いーよ。じゃあねぇ……』 不敵に笑った私を見て顔を青くした秋都に、条件を突きつける。 『明日のテストで私の方が点数がよかったら、ケーキおごって』 「そんなんでええんか?」 『いーよ』 「おまけに、俺より点数がよかったらでええの?」