龍の女神となるべき姫【上】



『よくも私の信用を裏切ってくれたね』



「信用を裏切った?
何言うて……さ、智!!お前言うたんか!?」



「え?
僕は、秋都の国語力が破滅的だなんて言ってませんよ。
ただ、秋都の点数を言っただけです」



「いや、それがあかんねんて」




秋都がぶつくさ言いながら、私の様子をうかがう。




『私、秋都のこと心から信じたのになぁ。
すっごく見直したのになぁ』



「でも、成績上位者やってことは嘘じゃあらへ『おだまり!!』