ただならぬ幹部たちの雰囲気に、下っぱ君たちも整列しだした。 綺麗とは言い難いけど、きちんと並んだ下っぱ君たちに目を見張った。 蝶凛のみんなもしてくれるのかな? なんて、付いていけないこの状況から現実逃避してみる。 そもそもこの厳粛な雰囲気の中で、1人だけお姫様抱っこされてるってのが、間違いだよね。 悠基くーん、そろそろ下ろそうよ……。 なんて私の胸中は露知らず、悠基はこのままの状態で口を開いた。