龍の女神となるべき姫【上】



『隈ができるくらい疲れてるくせに、私にいつも笑顔をむけてくれること』



「……。敵いませんね。亜美ちゃんには」




特に智は学校で昼寝もしてないから、疲労は相当なものでしょ。




『頑張りすぎなんだよ、みんなは』




腰に手をあて、みんなを睨んでみる。



もう無茶はしないように、全身から怒りのオーラを出して。




「……ごめん、亜美。怒らないで?」




……。



はぁ。


ほんと、みんなはいい人すぎるよ。



守ってやってる女に説教されてんのに、逆ギレするどころか、反省しちゃうんだもん。



あからさまに落ち込む留衣や智や秋都、あんま表情に変わりはないけど、わずかに眉を下げている悠基を見て、そう思う。





そして。


そんなみんなだからこそ、私も守りたい。