龍の女神となるべき姫【上】



『あの日は下っぱ君たちを正面にして言ったけど、みんなに向けて言った言葉でもあるんだよ?』




気づいてよ。



仲間を守りたいって思うのは私も同じなんだ、って。




『私は守ってもらうためだけに、ここにいるわけじゃないんだよ』




それに。




『私が知らないとでも、思ってんの?』



「……。何をや?」



『私を家に送り届けたあと、繁華街で蛇樂や怒黒狩りをしてること』



「何で知って……」



『私が倉庫にいるときでも、何気なく交代で席をはずして、下っぱ君たちの指揮をとっていること』



「お前、気づいてたのか?」




当たり前じゃん。