『悠基。私ベッド盗っちゃった?』 「別に構わねぇ」 『ごめんね』 「それより、学校行くだろ?」 『うん。お兄ちゃんがうるさいだろうし』 「あぁ……全くな」 『しゃべったの?』 顔をしかめて同意した悠基に聞くと。 「電話でな」 私の代わりにあの相手をしてくれたんだ。 申し訳ない……。