龍の女神となるべき姫【上】



「亜美。
拓也君はこんなこと言ってるけど、本当は、亜美にも普通の生活を経験してほしいのよ」



『はぁ』



「あなたももう、高校2年生。
不自由なことも増えてくるでしょう。
今のうちに青春を楽しむのもいいことよ」



『はぁ』




うわぁ、拓也君、お母様を落としちゃったよ。



これじゃお父様も落ちたも同然だ。