《……何したんだ?》 「は?」 《さっきは少々大袈裟に言った気がしなくもねーが、魘された亜美はなかなか止めらんねぇ。 勝手に止まるはずがねぇんだ。 だから、何かしてくれたんだろ?》 さっき、大袈裟に言ってたのかよ。 やっぱこの人の性格は掴めねぇわ。 んで、俺が魘されてる亜美にしたこと? それは。 「頭、撫でました」 《……》 「……」 《……それで?》 「それだけです」