龍の女神となるべき姫【上】



―――ピッ


「は《亜美!!無事か!?お前何で今までケータイ出なかったんだよ!?怪我とかしてねぇだろうな!?お前は可愛いし野郎どもの餌食にされやすいんだからな!?もしもお前に何かあったら……》





……誰か、この男を止めてくれ。




俺は、男の馬鹿でかい声が聞こえてきた瞬間、耳からケータイを離した。



口を挟む隙もありゃしねぇ。




《おい!!亜美!!聞いてんのか!?》



「……」




はぁ。


何か話す意欲がなくなったわ。






《おい……てめぇ、誰だ?》




急に空虎の声色が変わった。



それは全国No.3の肩書きに恥じねぇ、堂々たる総長のものだった。




《……聖龍か?》



「……!!」