「あのー・・」 そろりと近づいて、声をかけると 顔をあげた。 「ああ、このブレザー君の? 生徒手帳見たら、2年てかいてあったから」 先輩は、ステージから降りて 私のブレザーを手にとった。 「生徒手帳、見たんですか?」 「ごめん、見ちゃった☆」 可愛い顔して、先輩は笑った。 「蜜ちゃん・・・だよね? 俺3年4組の笹川純って言うんだ!」 「はぁ・・・」 苦笑いをしている私に、純先輩が近づいてきた。 瞬間、ふわっと 先輩の髪が私の首に当たった。