幸せという病気

「遥。今日は・・・楽しめた?」

「うん!すごい楽しかった!」

「よかった・・・」

「竜司は?」

「ん?・・・楽しかった・・・」

「そっかっ」

「けど・・・」

「ん?」

「切なかった・・・・遥・・・」

「ん?」

「・・・どこにも行くなよ・・・」

「・・・うん・・・」

「ほんとだな?行かねぇんだな?」

「・・・どうしたの?」

「行かないって言えよ」

「・・・私は・・・」

「行くなよ!!・・・行くなよ・・・どこにも・・・」

「・・・竜司・・・私は死ぬんだよ・・・?」

「ダメだ。死ぬな・・・」

「・・・泣いてるの?」

「泣いてねぇよ」

「・・・泣いてるじゃん・・・」

「・・・そりゃ・・・泣くだろ・・・」

「素直だね・・・いつもいつも・・・今日はずっと一緒にいてあげるから・・・ね?・・・泣いちゃダメ・・・竜司」

「・・・今日だけか・・・」

「・・・もうっ!・・・・・・・・・・ずっとだよっ!」











「ずっと一緒にいるって言ったのに・・・ごめんね・・・でも・・・ずっと一緒にはいられない・・・永遠なんてないんだよ・・・?もうすぐバイバイしなきゃ・・・・・・死に別れは嫌でしょ・・・?だから・・・今日で竜司とはもう・・・別れてあげるっ・・・今までありがとぉ」














『バイバイッ』