幸せという病気







「先生・・・」






武がすみれを呼ぶと、すみれは笑顔で頷き、驚き戸惑う祖母と香樹を気遣いながら遥に話し掛ける。





「遥さん・・・この子の夢・・・壊さないで下さい」





「・・・香樹の・・・夢・・・?」






遥は香樹の顔を見て、何かを思い出し始めた。



すみれが続ける。